特殊清掃の流れ

ご遺体を発見してからは部屋の中に入らないでください。

異臭がしていたり、ハエやウジなどの害虫が発生している場合、

変死の可能性があります。

また、遺体が感染症などの病気にかかっていれば、

ウイルスや菌が部屋の中に充満しているため、

ウイルスに感染してしまうかもしれません。

まず、落ち着いて警察に通報してください。

電話先で、​

• いつ現場に入ることができるのか
• 現場の状況はどのようなものなのか
• 死後何日くらい経過しているのか
• 部屋の間取りはどれくらいなのか

​などをお伺いします。

現場に着きましたら、亡くなられた方の遺品の量や室内の汚れ、臭いなど、

現場状況を確認し、原状回復のための作業日数や作業内容、費用などについて

お見積りをさせていただきます。

お見積りは無料です。その場ですぐにお答えを頂かなくても結構です。

特殊清掃の作業前に、室内に充満したウイルスや菌等による

ウイルス感染を防ぐために、除菌・消毒剤を散布します。

また、害虫（ハエ、ウジなど）が発生している場合は、

除菌・消毒作業とともに、害虫駆除にもあたります。

市販の消臭剤は、特殊清掃を行うような現場では役に立ちません。

臭いを消すどころか、消臭剤の臭いと部屋の悪臭が混ざり、

さらにひどい臭いになることもあります。

特殊清掃後、遺品整理に取りかかる段取りに入ります。

（遺品整理と特殊清掃の両方をご依頼された場合です。）

特殊清掃が終わりましたら、遺品整理に入ります。

（遺品整理のみの場合は、除菌後に遺品整理に取り掛かります。）

家の中でお亡くなりになった場合に限ります。

遺品整理につきましては、体液や血液などによって汚れてしまったり、

臭いが染みついてしまった家財や家具を処分した後、

遺品の中から印鑑や通帳、権利書等の重要書類、

現金・貴金属や思い出の品などの貴重品を仕分けしてお渡しします。

立ち会いや、ご希望の方は、スタッフと一緒に遺品整理を行うことも可能です。

一つでも心残りをなくすために、一緒に作業なされませんか？

（強制は致しません。）

遺品整理後、掃き掃除及び簡易な拭き掃除を行います。

キッチン、ユニットバス、サッシガラス、バルコニー、便所、風呂場の清掃や、

床（フローリング）などはワックスがけ（フローリングマニキュア）も可能です。

悪臭を吸い込んだ換気扇やエアコン、レンジフードなども、

クリーニング作業を行います。

ただし、エアコンに関しては、買い換えをおすすめいたします。

なぜなら、遺体を発見するまでに、

エアコンは回しっぱなし（運転中）になっている場合が大半です。

その間、空気を循環するため、

ウイルス及び悪臭を絶えず吸い込んでいるわけですから、

エアコン洗浄後（ほぼ臭いは取れますが、過敏な方は気になると思います。）に

取り換えるよりも、初めから取り換えたほうが、コストダウンにも繋がります。

場合によっては打ち合わせ後に解体工事を行います。（特別な場合に限ります）

作業終了後、入念にチェックを行い、ご遺族様及び管理会社（オーナー様）

立ち会いのもと、現場の確認をしていただきます。

気になる点や、疑問点などがございましたらなんでもおっしゃってください。

ご遺族様がお部屋の状況に納得していただけましたら、

作業終了とさせていただきます。